FOX製作・放映の人気ドラマ(犯罪系以外のジャンル)を解説

FOX系の犯罪系以外の人気の海外ドラマ作品を紹介

FOXの看板ドラマは犯罪系(クライム)ジャンルだけじゃありません。
アクション、医療、SFミステリー、サバイバル…。FOXの日本でも大人気のドラマ、ご長寿ドラマを紹介します。

なぜこれらのドラマが愛されているのか、アメリカ独自の豆知識も解説しています。



ウォーキング・デッド

アメリカでは、キリスト教徒が多いことが知られています。そのため、「死者の復活を妨げない」とする宗教観により死者の埋葬は、ほとんどが土葬です。
しかし、死者が「ゾンビ」として復活してくるのは御免こうむりたいですよね。「ゾンビ」は欧米では、身近でかつとても恐ろしいモンスターなのです。

「ウォーキング・デッド」は2010年に放送をスタートし、10シリーズにもわたる大人気長期ドラマです。
保安官のリックが職務中の事故でこん睡状態に陥り、目が覚めると、世の中はゾンビの徘徊する悪夢のような時代に突入していた…というショッキングなスタートです。世界の秘密と、生存者たちのギリギリのサバイバルに目が離せません。


レジデント 型破りな天才研修医

アメリカには国民医療保険はありません。個人で民間の医療保険に加入し、その保険によって医療費の自己負担額がかなり大幅に変わります。
アメリカ旅行で、うっかり怪我をして、病院で高額の医療費を支払う羽目になった…なんて人もいるかもしれません。

利益を追求する病院があるかもしれない…と考えてしまうくらいには、アメリカの高額医療費問題は身近です。
「レジデント 型破りな天才研修医」は、そんな恐ろしい利益追求の上層部が牛耳る悪徳病院で働く、若き医師・看護師たちを主人公にした物語です。シーズン3まで製作されています。
世界的権威のはずの憧れの医師は、トンデモない医療ミスを平然と行う不正医師だった…。理想と現実のギャップに打ちのめされながらも、懸命に目の前の患者を救う現場を描いた医療関係者らを描いています。


X-ファイル

日本では、各都道府県にまたがるような事件が起こったとき、各地域の警察が合同捜査を行います。

しかし、アメリカでは複数の州にまたがる事件が発生したとき、FBIという警察機関が事件を担当することになります。いわば警察の上級組織ですね。

そんなFBIに、Xファイル(X-FILES)課と呼ばれる、どうもおかしな不可解な事件を扱う専門課がある、というのがこのドラマのストーリーです。
Xファイル課の唯一の担当職員で【変人】と称されているモルダーは、心理学の知識とオカルト方面の知識が豊富な捜査官です。そこに赴任してくるのが現実主義者の才媛スカリー。デコボココンビのふたりが、UFOや黒魔術、そして政府の陰謀まで解き明かしていくSFミステリーとなっています。
1993年から放送が開始され、シーズン11まで続いており、見たことはなくても名前は知っている人の方が多いのではないでしょうか


SEAL Team/シール・チーム

アメリカ海軍には、活動場所を陸海空問わずに高度に対応出来る能力を持つ特殊部隊があります。
それがネイビーシールズです。ネイビーシールズは、アメリカ国民にとっては、本当にいるヒーローといっても過言ではないでしょう。

「SEAL Team」は、そんなエリート特殊部隊員たちを、本物のアメリカ海軍が全面的なバックアップをし、リアルに描いた作品です。
ネイビーシールズの中でも、トップチームのリーダー・ジェイソン。彼は頼れるチームメンバーを任務中に亡くしたことから、PTSDの症状を疑われ、職務の存続を危ぶまれますが・・・。


プリズン・ブレイク

アメリカでは、【脱獄不可能】とされた刑務所があったのをご存じでしょうか。
1963年まで連邦刑務所として使用されていたアルカトラズ島(監獄島)にある刑務所です。しかし、その刑務所を脱獄したのがフランク・モリス一味です。
脱獄後、現在に至るまで生死不明となっている彼らは、半ば伝説と化し、映画化までしました。
アメリカでは脱獄もの、というのは、非常に親しみ深い題材になったのです。

「プリズン・ブレイク」は、政府の要人の殺人容疑で捕まり、死刑が決まってしまった兄の無実を信じるIQ200の天才マイケルの奮闘を描いているストーリーです。シーズン5まで描かれている、政府の陰謀と戦うアクションサスペンスです。




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